御柱の巨木を見に行くツアー:茅野市観光協会

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諏訪大社・上社御柱祭の「山出し」は4月2日から4日まで行われます。山出しでは、氏子たちが里まで曳航した巨木(御柱)を最大傾斜度27度の急坂から落とすシーンがクライマックスとなります。御柱はその後、5月の「里曳き」まで御柱屋敷に安置されます。

茅野市観光協会は、山出しを終えた御柱を見学するツアー「里曳きを待つ御柱に会いに行こう!」を企画しています。4月6日、13日、20日、27日の4回。定員は各回10人。料金は2000円でバス代、食事代、ガイド代が含まれます。

ツアーはJR茅野駅ビル2階の茅野市観光案内所を午前9時45分に出発、御柱屋敷や寒天会社を見学し、諏訪大社の前宮と本宮の2社を参拝。昼食を楽しんで午後3時半ごろに茅野駅に戻るコース。希望者は参加日前週の土曜日までに市観光案内所(電話0266-72-2637)に申し込んでください。

写真は、木落し坂から眺めた風景です。右手の上川河川敷では桟敷席の準備が進んでいます。近くでは紅梅が咲き始め、御柱本番はもうすぐです。

木落し坂紅梅

 

2016年の今年は諏訪大社の御柱祭り

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諏訪大社は今年、6年ごとの寅と申の年に宝殿を新築し、社殿の四隅に立つモミの木の柱を建て替える「御柱祭」と呼ばれる神事が行われる。「諏訪大社式年造営御柱大祭」が正式名称。諏訪大社は、上社の本宮、前宮と下社の春宮、秋宮の4社からなる。上社は諏訪湖を挟んで南の八ヶ岳側にあり、下社は北側にある。御柱祭では、これら4社に各4本、合計で16本の柱が氏子たちによって建てられる。

柱の長さは約17メートル、直径1メートル以上、重さは約10トンにもなる。この巨大な木を山から切り出し、人力だけで山道を運び、坂を超え、大きなカーブを進み、川を渡り、4社の境内まで曳航。クライマックスの一つは、巨木に氏子たちが乗り、急坂を滑り落ちる木落だ。1200年以上の歴史があるとされるが、起源は謎のままだ。

上社御柱祭は、山出しが4月2~4日、里曳きは5月3~5日、宝殿遷座祭6月15日。下社御柱祭は、山出し4月8~10日、宝殿遷座祭5月13日、里曳き5月14~16日。

弥生三月、八ヶ岳連峰は冬に逆戻り

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2月29日、雨が雪に変わり、3月1日午後からは青空が広がった八ヶ岳連峰。シラビソは雪を被り、ダケカンバは樹氷の森に変わりました。登山者が山から消える月曜日、冬景色に戻った八ヶ岳には静寂が広がり、時折、冷たい風に新雪が宙に舞い、雪煙があちこちで立ち上がっていました。写真は、縞枯山荘とその周辺。

3月1日 縞枯山荘八ヶ岳は冬景色に逆戻り

 

諏訪の地酒の応援歌:「私は酒呑み女」のPVが完成

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酒2諏訪地方の有志が音楽で地域を盛り上げようと作った曲「私は酒呑み女」のプローション・ビデオが完成し、29日にyoutubeにアップロードされました。皆さん是非、見て聴いてください。

諏訪地方には9つの個性的な造り酒屋があります。諏訪の6市町村の人口を合わせても約20万人。「この地に小さな酒蔵が9つも残っているのは奇跡です」と酒ぬのや本金酒造、代表取締役の宮坂真一さんがおっしゃるように、本当に奇跡です。八ヶ岳や霧ヶ峰の山々がもたらす水や米の恵みがそれだけ豊かで、多くの人たちが酒を心から愛しているということだと思います。

個性的な酒蔵を応援しようと始まったのが、「私は酒呑み女プロジェクト」。作詞は下諏訪町で居酒屋を営む小林茂雄さん(69)。作曲は高校時代から音楽活動を続ける田中ヨシオさん(56)。ボーカルは酊はな華さん。その歌声は銘酒のごとくなめらかでさわやかです。

曲は昨年完成し、諏訪市の国道20号沿いで昨秋に開催された「上諏訪街道 秋の呑み歩き」で披露され、今年1月の厳冬の中、ビデオの撮影が行われました。いい歌です。ビデオの出来も上等。諏訪の酒を愛した映画監督の小津安二郎が生きていたら、「私は酒呑み女」を肴に杯を傾けたのではないでしょうか。

なお、プロモーション・ビデオには八ヶ岳通信の私もエキストラとして出演しています。

▶PVはこちら

https://www.youtube.com/watch?v=t43wCAYEL-4 (本編)

https://www.youtube.com/watch?v=U6vrSSKiS-Y (酒蔵編)

地元の寒天蔵での撮影風景
地元の寒天蔵での撮影風景

 

 

八ヶ岳のアイスクライミング:穴場は夏沢鉱泉

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八ヶ岳連峰の硫黄岳への拠点となる山小屋「夏沢鉱泉」は、アイスクライミングの穴場。2、3月、凍った滝でアイスクライミングを楽しむ人たちが訪れています。

冬のクライミングといえば、赤岳鉱泉を思い浮かべる人が多いとは思いますが、夏沢鉱泉近くにはアイスクライミングを体験することができるたくさんの滝があります。写真は、「F1」と呼ばれる滝。夏沢鉱泉から歩いて30分もかからずに到着することができます。28日午前8時過ぎ、気温氷点下8度、晴れという絶好(?)のコンディションの中、東京、静岡、愛知からのクライマーたちがカチン、カチンと音をたてながら、氷の壁にとりついていました。

アイスクライミング