諏訪大社上社の御柱山出し2日目:地元のアイドル三友会、前二木落し

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諏訪大社上社の御柱祭山出しは3日、2日目を迎え、8本のうち5本の御柱が木落し坂から落とされた。

中でも注目は、北山、湖東、米沢3地区の氏子たちが曳行する前宮二の御柱。若者衆は「三友会」と呼ばれ、空色のダボに桜吹雪模様の法被をまとう姿が「かっこいい」と地元の女性たちから熱い視線を集める、いわば、御柱のアイドルだ。

三友会が活躍する前三の御柱は午後2時半過ぎに木落し坂を落ちた。前座がとにかく面白く、子供たちの和太鼓、中年男性の歌、マイクパフォーマンスなどで会場を沸かせた。木落しの段になると、なかなか御柱が落ちず、綱を引いていなかった氏子たちも綱引きに加わり、みんなの力で木落しに成功。見物人から万感の拍手喝さいを受けていた。

前二の木落し地元のアイドル、三友会 (1)

諏訪大社上社の御柱祭始まる:強風の中の山出し

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諏訪大社上社の御柱祭は2日、始まりました。心配された天気は晴天。青空が広がりましたが、強い風の中での山出しとなりました。

御柱祭は上社、下社に分かれ、それぞれに山出しと里引きが3日間ずつ行われます。上社8本、下社8本の計16本の御柱が山から里へと曳き出されます。上社山出しは4月2日から4日。八ヶ岳山麓の「綱置き場」から、茅野市安国寺の御柱屋敷まで氏子が巨木を人力だけで曳行します。

この日の難所は「大曲(おおまがり)」と呼ばれる90度に近い曲がり角。氏子たちが力と息を合わせて、長さ17~18メートルの巨木を運びます。ただ、強風のため予想以上に時間がかかり、8本目の柱が大曲にさしかかったのは予定時間から2時間ほどの遅れ。それでも、氏子のほかたくさんの見物人が大曲に詰めかけ、立錐の余地もないほどの盛り上がりとなりました。

最大の見どころとなる「木落し」と「川越え」は、3日に5本、3本、4日に3本、5本が行われます。

なお、下社の山出しは4月8日から10日。

上社御柱始まる

難所の「大曲」
難所の「大曲」

 

御柱祭:曳行への最期の準備、木作り作業

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DSC_0123諏訪大社上社御柱祭の本番に向けた準備である木作り作業が30日、八ヶ岳山麓の八ヶ岳農業実践大学校下の御柱街道で行われた。

木作りとは、曳行する柱の前後にメドデコ(柱の前後にV字形に差し込む柱)を差し込む穴や元綱、追いかけ綱をくくり着ける穴を明ける作業のこと。御柱街道沿いには数千人の氏子たちが集まり、安全祈願などをしたあとに作業に取り掛かった。テントを張った休憩場も、地区ごとにあちこちに設けられ、祭りの前夜祭さながらの雰囲気。木遣りで気勢を上げ、気持ちを引き締めた氏子たちが曳行の準備を整えていた。

上社御柱祭は、山出しが4月2~4日、里曳きが5月2~4日、宝殿遷座祭が6月15日に行われる。

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クリンポVol.3完成:特集はサクラ、4月発売

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八ヶ岳通信編集のGRIMPO「グリンポ3号」が完成しました。今回の特集は「サクラ」です。
サクラ前線は現在、北上中。九州など西日本でサクラの開花宣言があちこちで聞かれますが、長野県内のサクラの開花はこれから。気象庁によると、例年に比べ5日ほど早まりそう。満開は4月初旬から始まります。
あまり知られていませんが、長野県のサクラは日本一です。天然記念物に指定されている古木は127か所(長野県調べ)。全国の都道府県の中で一番多い数です。しかも、長野県は南北に長く、日本アルプスを抱えていることもあり高低差もあります。そのため、サクラのシーズンは4月から6月ごろまで3か月以上も続きます。
グリンポの特集では、長野県内のサクラの名所約40か所を厳選。高遠城址公園のタカトウコヒガンザクラはもちろん、初夏を告げる八ヶ岳連峰のタカネザクラ、真田一族ゆかりのサクラなど珍しいサクラも紹介しています。
A4判、114ページ、フルカラー。本体価格は880円です。

夏沢鉱泉は60センチの積雪

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昨夜からの雪で八ヶ岳連峰は冬化粧。気温はグーンと下がり、シラビソやダケカンバの森には雪のモンスターが姿を現しました。

硫黄岳や根石岳への登山拠点となる山小屋、夏沢鉱泉によると、新雪は60センチも積もりました。

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