湖を渡る蓼科の御柱

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2日、蓼科高原で御柱が開かれました。蓼科神社の氏子たちや観光客らが参加。天気予報は雨でしたが、午前中から青空が広がりました。蓼科の御柱は写真のように蓼科湖を渡ります。7年目ごとに開催されるので柱に乗る氏子たちは「乗り方を忘れてしまった」とおぼつかない足どり!? 途中、転覆の危機も乗り越え、湖畔で見守る人たちから大きな歓声が沸いていました。

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八ヶ岳のカラマツ林:ジコボウが顔を出す

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dsc_0360%e3%82%b8%e3%82%b3%e3%83%9c%e3%82%a6雨上がりの八ヶ岳連峰。カラマツ林の落ち葉の下からジコボウが次々、顔をのぞかせています。

ジコボウとは長野県の方言で、学名はハナイグチ。傘は褐色、粘性があります。裏返すと肉は黄色。信州人はこの色を見ると、「おいしそうだ」とつばを飲み込みます。カラマツ林に発生。きのこは粘性があるので汁物によく合い、みそ汁にするとなめこ汁のようになります。ナメコよりおいしいですけど。塩尻市ではジコボウの栽培を研究していると聞きますが、どうでしょう。カラマツ林の間伐や下草刈りをきちんとしていれば、自然にジコボウは発生すると思います。

 

 

八ヶ岳連峰:雨にも負けず、キノコの季節

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八ヶ岳連峰は28日も雨ですが、キノコのシーズンが到来しています。茅野市のビーナスライン沿いにある「たてしな自由農園」ではキノコ販売の特設コーナーが登場。香り高い「コウタケ(香茸)」もずらりと並んでいました。

コウタケはアカマツなどの針葉樹林や広葉樹林が混じった雑木林で見つけることができます。運が良ければ、列を作って発生しているので一度にたくさん採収できます。乾燥するといい香りが立ち、煮物や炒め物に最適。マツタケよりも「旨い」という人も。

コウタケ
コウタケ

八ヶ岳連峰:久々の秋晴れ、スポーツの秋

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%e7%a7%8b%e6%99%b4%e3%82%8c八ヶ岳連峰は25日、久しぶりに青空が広がりました。この日に登山をされた方は、山頂などから絶景を手に入れることができたのではないでしょうか。不機嫌な天候が続いている今年、皆さんは幸運ですね。

麓の諏訪地域では各地でスポーツが行われました。写真は、私(八ヶ岳通信の代表)が会長を務めるNPO法人「ベースボール長野」が主催しているチャリティーベースボール大会。今回で7回目。長野県内から小学生の低学年、高学年チームが計30参加。集まったチャリティー募金や野球道具は、フィリピンに送ります。3年前の台風で大きな被害を受けた地域で野球をし始めた子供たちを応援します。

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蓼科高原映画祭:小津が描いた原節子をテーマに開催中

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小津安二郎記念・蓼科高原映画祭は24、25日、八ヶ岳の麓・茅野市で開かれています。映画監督の小津は蓼科高原を気に入り、1954年から63年に亡くなるまで蓼科の別荘で脚本の執筆にあたりました。「東京暮色」以降の6作品すべてのシナリオは蓼科で生まれました。

映画祭は今回で19回目。昨年9月、肺炎のために95歳で亡くなった原節子の思い出とともに開催されています。

小津や原の素顔を知る人は年々少なくなっていますが、映画祭には当時を知る小津組プロデューサーの山内静夫さん、女優の司葉子さん、撮影監督だった兼松き太郎さんが参加しています。

兼松さんに話を聞きました。特ダネ逸話がポンポンを飛び出しました。兼松さんによると、原さんは気高い方で撮影中、一対一で話しをしたこともなかったそうです。小津さんは無類の酒好き。撮影現場で顔を合わせると、ぷーんとほのかにアルコールの香り。前日の酒の量がなんとなくわかったそうです。撮影の小道具はすべて本物。たとえば壁にかかった絵画も高価な本物を取り寄せた。庭の灯ろうも本物なので移動が重くて大変だった。群馬県の榛名山のワンカットの撮影にすべての撮影隊を2泊3日で連れて行くことも。「今振り返れば、ご苦労さんの思いを込めた温泉旅行だったのでしょう」。「ローアングルの小津」ともいわれるが、地面に穴を掘ってカメラを構えるというようなことはなく、せいぜい畳を上げて下からのアングルを作った。移動撮影は全く行わないが、松竹に新しい移動の機械は入った時は、灯ろうを載せてテストしたときはあった。日曜日の撮影は必ず休み。大島渚組や篠田正弘組のように残業がないので、小津組スタッフの給料は安く困ったそうです。まだまだ、楽しい逸話はたくさんありますが、話を聞きたい方は映画祭会場へ。

25日は午前11時20分から山内静夫さんの思い出・よもやま話が予定されています。

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