八ヶ岳山麓:諏訪湖の花火,次回は9月2日の新作花火大会

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諏訪湖を彩る花火です。8月は午後8時半から約15分間、花火が打ち上げられていました。27日は湖畔に多くの観光客が詰めかけました。15日の大花火大会は有名ですが、連日続く、夜の定例花火もきれいです。

次回は、9月2日(土曜日)の全国新作花火競技大会です。

827諏訪湖花火

車山高原:満開のニッコウキスゲ

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車山肩のニッコウキスゲが満開を迎えました。

晴天の早朝に訪れるか、夕刻に足を運ぶのがお勧め。日中は、たくさんの観光客が訪れ、ビーナスラインは大渋滞。無料駐車場もすぐに満車となってしまうので要注意。1000円での有料駐車場はありますが、車山肩から白樺湖方面に約500メートル進んだ地点に駐車スペースがあるので、そこに車を置いて、歩いて車山肩のニッコウキスゲの花畑に戻るのがいいと思います。

満開のニッコウキスゲ

霧ヶ峰・踊場湿原:たくさんのヒメシジミ

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国の天然記念物に指定されている霧ヶ峰の湿原群。そのうち踊場湿原では、ヒメシジミがたくさん確認できます。ヒメシジミは、アサマシジミ、ミヤマシジミと区別するのはなかなか難しい。ヒメシジミは他の二種に比べて、縁毛が長い気がしますが、もしかしたら、写真のチョウはアサマシジミかもしれません。

北海道や本州の山地で見られるといわれていますが、実際は開発が進み、山地の草原が少なくなっていることから、ヒメシジミも希少な種に。環境省は、準絶滅危惧種に指定しています。

踊場湿原の近くには、オオヒカゲが観察できる場所があります。どこにあるかは内緒ですが、まだオオヒカゲは出ていませんでした。

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車山高原:ニッコウキスゲは2分咲き

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ニッコウキスゲの名所として知られる車山高原は9日、多くの観光客が詰めかけていました。

まばらに黄色い花を開いていましたが、まだ2分咲き程度。見ごろは今週末からの3連休に迎えそうです。

709ニッコウキスゲ

八ヶ岳山麓:1万年前にできた溶岩台地

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●北八ヶ岳ロープウエイで溶岩台地「坪庭(つぼにわ)」に行こう

 北八ヶ岳ロープウエイの山頂駅前には、溶岩台地が広がっています。一周1.2㌔の散策コースが整備されています。標高2237メートルの山岳のさわやかな風を楽しみながら歩みを進めると溶岩の怪物のような異風景に出会うことができます。

坪庭1000

●名称の不思議

 北横岳と縞枯山との谷に広がるこの溶岩台地は「坪庭」と呼ばれています。広さは33万平方メートル。東京ドーム7個分にあたる広大な大地にもかかわらず、「坪庭」と呼ばれているのは不思議です。ハイマツが自生していて「中庭」のように思えるからでしょうか。

 ロープウエイが架かる前から、この地は「坪庭」と呼ばれていました。「むかし昔から坪庭だった。神聖な場所だった」とは地元長老のお話です。

 名称ひとつとっても、不思議な場所なのですが、溶岩台地が誕生した時期についてもはっきりしたことが分かっていません。

●誕生はいつ?

 八ヶ岳総合博物館の学芸員に話によりますと、1万年前の縄文時代、北横岳が噴火した時に誕生したということです。他方で、2400年前の弥生時代の噴火の時に生まれたという説もあるそうです。

 名古屋大学の奥野允教授(地質学)が、溶岩台地の下の土壌を炭素14による年代測定したところ、890年前という結果がでたそうです。誤差は、プラス・マイナス80年。約800年前に「坪庭」が誕生したとすると、時は平安時代です。富士山大噴火と重なる時期になりますが、富士山が噴煙を出していた頃、北八ヶ岳からも噴煙が舞い上がっていたのでしょか?。

蓼科山に行こう!

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◆蓼科山は「百名山」の一座

八ヶ岳連峰の北の端に位置する蓼科山(2531㍍)。全国百名山の一座。柔らかな円錐形の山容から「諏訪富士」と呼ばれています。地域の伝説によると、八ヶ岳の妹で、兄の八ヶ岳が富士山と高さを競い、富士山に蹴飛ばされて8つの峰に崩れてしまった際に、蓼科山が大泣き、その涙がたまって出来上がったのが諏訪湖だと伝えられています。妹山とはいえ、上りは険しく、頂上は校庭ほどの広さに大きな石がごろごろした男勝りの景勝地。360度の眺望は見事です。

蓼科山山頂からの眺め
蓼科山山頂からの眺め

 ◆蓼科牧場から七合目へ

蓼科牧場のゴンドラリフトを利用して山頂駅へ。リフト代は大人1000円で駅に隣接した御泉水自然園の入場券付。この日は、自然園の散策はパスして、山頂へまっしぐら。リフトを降りた正面にある諏訪大社の御柱横が蓼科山登山口。カラマツ林のゆるやかな上りを楽しみながら歩きます。高山蝶が舞っています。車道を数回、渡りながら約800メートル上ると、蓼科神社の鳥居に出ます。蓼科山7合目。ここからが、本格的な蓼科山登山となります。駐車場もあるので、弾丸登山がお好みの方は7合目が出発点となります。公衆トイレも備えられていますのでここで一息。

◆将軍平の「蓼科山荘」でひとやすみ

さて、一ノ鳥居をくぐって山道へ。鳥居は中央ではなく、左右の端からくぐります。中央は神様の通り道だからね。はじめはカラマツ林の緩やかな上り。散策気分が抜け始めた頃、周囲はシラビソやコメツガなどの林に変わります。だんだん勾配がきつくなり、息が荒くなる。「馬返し坂」とはよく言ったものです。足元には石が多くなり、転倒や落石に気を付けながら、ジグザグに登っていきます。林の向こうに青空が見え、もうすぐ、頂上かと気合を入れて進むと、そこは蓼科山荘がある将軍平。大河原峠などへの中継地ともなっているので、休日はたくさん登山者が休息をとっています。

◆山頂は月世界のような岩塊のクレーター

将軍平から見上げる蓼科山山頂はまだ遠く、山頂までの高度差は188㍍。山荘の横にトリの巣箱があり、野鳥が集まっています。一歩一歩踏みしめながら岩場が連続した坂道を登ります。途中にはクサリ場もあり、大きな岩がごろごろ。「山頂まであと5分」と記された岩を見つけたら、ラストスパートです。傾斜が緩やかになった先に蓼科山頂ヒユッテ。ヒユッテから三角点がある山頂まで約3分。岩塊で埋め尽くされた直径約150㍍のクレーターのような広い山頂は中央がくぼんだ形状になっていて、蓼科神社奥宮が祭られています。頂上の周囲を歩きながら360度の大展望を楽しみましょう。八ヶ岳、南アルプス、白樺湖、美ヶ原高原、北アルプスなどの美しい山々が出迎えてくれます。

下山は、蓼科山頂ヒユッテ先の分岐から女乃神茶屋がある蓼科山登山口バス停へ。蓼科山登山口のバスは便数が少なく、季節によって運行時間も異なるので、蓼科高原の名湯「親湯」まで下る(約1時間半)のもおすすめです。

 

 

<コースと所要時間>歩行時間5時間40

ゴンドラリフト山頂駅(30分)七合目(1時間半)将軍平(30分)蓼科山山頂(1時間40分)蓼科山登山口バス停(1時間半)親湯

 

<アクセス>

JR中央線・茅野駅⇒蓼科牧場 アルピコ交通バスで約1時間⒛分、タクシーで約1時間

中央道諏訪インターから車で約1時間

蓼科山七合目の駐車場は約40

 

<情報>

茅野市観光協会 ☎0266-73-8550

立科町観光館 ☎0267-55-6201

アルピコ交通バス ☎0267-88-3956

アルピコタクシー ☎0266-71-1181

蓼科山荘 ☎090-1553-4500

蓼科山頂ヒユッテ ☎090-7258-185