赤岳で保護された黒猫、愛称“キキ”は18日、4匹の仔ネコと一緒のゲージに移りました。「人になかなか慣れないのは、寂しいからかもしれない」と考えた担当者が一匹用のゲージから大きなゲージに移したところ、キキは仔ネコたちと打ち解け、一緒に遊ぶようになったということです。
長野県諏訪保健福祉事務所によると、キキは10月26日に保護されて以来、食事の時以外はひきこもり気味で世話をしてる3人の女性職員にしか心を許さない感じだった。ところが、生後2か月ほどの4匹の黒ネコたちと同じゲージに入れたところ、一緒に食事をしたり、段ボールの上で遊んだりするようになった。「きっと寂しかったのでしょうね。社交性が出てきて、見知らぬ人にも少しずつですが臆することがなくなってきました」とは担当の松本由加里さんの話。子ネコと一緒に「よく食べ、よく遊び、よく寝て、太ってきた」ということです。
同事務所食品・生活衛生課の小木曽課長は「ゆっくり、ゆっくり慣らして、必ず譲渡先を見つけます」と話しています。引き取り手はまだ決まっていませんが、6人から問い合わせがあるということです。
