赤岳で保護された黒ネコ:山小屋の皆さんに感謝状

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長野県諏訪保健福祉事務所(諏訪市)は4日、八ヶ岳連峰の最高峰の赤岳(2899㍍)付近で4日間の奮闘の末に黒ネコを無事に保護した山小屋の皆さんに感謝状をおくることを決めたことが分かりました。

黒ネコ、愛称キキは8月ごろ突然、赤岳山頂付近に姿を見せました。登山者から食べ物をもらったりして生活していたようですが、冬が近づいてきたことから、同事務所は「黒ネコを助けよう」と救出を決めました。10月22日に赤岳展望荘の藤森周二さんに連絡。藤森さんは赤岳山頂山荘(矢島明美)と相談しながら、2つの山小屋スタッフ総出で保護しました。同事務所が保護用のゲージを提供したのが10月23日。キキを保護したのは同26日朝。繁忙期にも関わらず、山小屋の皆さんは4日間もキキを追いかけ、ゲージに入るように説得し続けたのです。

感謝状は12月14日に渡されるようです。藤森さんは「特別なことをしたわけではないので感謝状なんてね。赤岳は国定公園内なので生態系を崩してはいけないし、なにより、黒ネコを傷つけることなく保護できたことが良かった」と話しています。

ゲージになかなかはいらなかった黒ネコのキキ
ゲージになかなかはいらなかった黒ネコのキキ

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