特報・八ヶ岳で保護された黒ネコ:譲渡先決まる。さよならキキ!

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八ヶ岳連峰の主峰・赤岳(2899㍍)で保護された黒ネコの“キキ”(愛称)は2日、譲渡先が決まりました。長野県諏訪保健福祉事務所(諏訪市)は同日午後、キキを新しい“家族”に引き渡しました。10月26日に保護されてから38日目。野生化していたためか少し臆病なところがありましたが、保健所の皆さんに大切に育てられ、少しずつ人に慣れてきたキキ。食品・生活衛生課の小木曽悦人課長や飼育担当の女性たちは「さよならキキ! 元気でキキ!」とお別れをしました。

新しい飼い主さんは、東京都在住。これまで、キキのことを心配して幾度となく保健所に問い合わせをしていました。小木曽課長は常々、「飼育経験のある方、室内で飼っていただける方、最後まで家族の一員として大切にしていただける方を見つけたい」と話していました。新しい飼い主さんは2日午後4時半ごろ保健所を訪れ、小木曽課長さんらと面談し、キキと対面。「赤岳で保護された黒ネコなので少し臆病な性格であることも十分理解し、飼育環境も申し分がないということで引き渡しを決めました」と小木曽課長。

キキは同5時過ぎ、動物舎から新しい飼い主さんの車に移動。飼育を担当した松本由加里さん、小船順子さんらに見送られ、東京都に向かいました。山育ちのキキが大都会に順応できるか少し心配ですが、飼い主さんは魔法の杖を持っているんじゃないでしょうか。

さよなら、キキ!
さよなら、キキ!
「魔女の宅急便」の黒猫にちなんで「キキ」の愛称で呼ばれています。
「魔女の宅急便」の黒猫にちなんで「キキ」の愛称で呼ばれています。

 

2 thoughts on “特報・八ヶ岳で保護された黒ネコ:譲渡先決まる。さよならキキ!

  1. ああ良かった(残念!) 我が家にもう一匹どうかなと思っていましたが・・・でも我が家の猫は家飼いではありません。キャトドアーから出入りし、森の中を自由に遊びまわっています。赤岳と平地の中間の標高で丁度いいなと思っていましたが・・・

    1. 黒ネコのおかげで保護されていたネコたちの引き取り手が次々、出てきたようです。ただ、キキがどこから来たのかは謎のままです。

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