霧ヶ峰の二ホンジカ調査:2013年山火事以降、増えている?

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長野県環境保全研究所と同県霧ヶ峰自然保護センターが10月から11月にかけて、霧ヶ峰の秋の二ホンジカ出現状況調査を実施しました。この調査はライトセンサスと呼ばれるもの。日暮れから約2時間ほどかけて車をゆっくりと走らせながら、ライト(灯り)で左右を照らし光るシカの目の数から頭数を把握する。2004年から毎年、春と秋に行われています。

今回の秋調査は、10月22、28日と11月5、12日の計4回実施。茅野市の大門峠から諏訪市の強清水までの約16㌔と、踊場湿原から八島ケ原湿原までの約10㌔の2か所の道路で行われました。調査結果によると、それぞれの実施日に確認されたシカの数は、123頭、128頭、99頭、128頭で平均120頭でした。

これまでの傾向を見てみると、2004年秋調査で24頭だったものが年々増加。2012年秋調査で初めて100頭を上回る112頭を確認。その後は、2013年秋147頭、2014年春226頭、同年秋79頭、2015年春129頭と増加傾向は続いています。

同研究所は「2013年4月の霧ヶ峰火災の後、特に確認数が増えている傾向があります。シカの食草が増えたのか、生態系がかわったのかなど、火災との関連を調べる必要があるかもしれません」と話しています。

ところで、八ヶ岳連峰の二ホンジカはどうなのでしょう。車を走らせることはできないのでこの方法での調査は来出ません。が、林野庁の中部森林管理局が調査をしているようですので、また報告をさせていただきます。

八ヶ岳連峰の二ホンジカも増えているようです。
八ヶ岳連峰の二ホンジカも増えているようです。

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