蓼科湖が紅葉に染まっています。
蓼科高原は昭和に入ってから別荘や観光開発が進められてきました。
多くの人たちに愛されてきた蓼科ですが、中でも映画監督の小津安二郎は、シナリオライターの野田高梧とともに蓼科高原での生活を楽しみました。
映画「東京暮色」から「秋刀魚の味」など数々の名作が生み出されたのは、この地からです。
かつては多くの映画人が山荘を作りました。新藤兼人、山内久、井上和男、佐田啓二、今村昌平、笠智衆、桜むつ子…。
「蓼科映画村」とも呼ばれ、蓼科の色が当時の映画の色彩のモチーフになったのです。