北八ヶ岳:白駒池のほとりにある白駒荘、営業再開。カンパなどで皆が応援

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白駒池紅葉

天然湖では日本一標高が高いところにある北八ケ岳・白駒の池(白駒池、標高2115メートル)。池のほとりにあり登山者らに親しまれていた山小屋「白駒荘」が全焼したのは、昨年大晦日。多くの人たちの応援に支えられ、新館の建て替えが実現し、10月2日から営業が始まっています。1922(大正11)年に創業し、登山者らに愛されてきた山小屋が9カ月ぶりに復活しました。

白駒の池には、紅葉が訪れています。紅く染まったカエデや黄色が鮮やかなダテカンバなどの木々が水面に映り、山小屋再開を祝っているようです。

建て替えられた新館は、以前の面影をそっくりそのままに残した木造2階建。12の個室があり、食堂の窓は大きくなり、白駒の池が絵画のようにのぞめます。

再出発に際しては、たくさんの人たちの支えがあったそうです。例えば、例年林間学校として使用している和光鶴川小学校(町田市)の関係者の皆さんは「再建を支援する会」をつくるなどしてカンパを募りました。

山小屋のご主人・辰野広茂さんは「恩返しのためにも人生をかけて、白駒荘を運営していきます」と話していました。

復活した白駒荘
復活した白駒荘
食堂の大窓からは白駒の池が望めます
食堂の大窓からは白駒の池が望めます

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